親が亡くなったあとの見守りの解約と返すもの
公開 2026年9月29日・実家のみまもり編集部
結論
見守りの解約は、申し込んだ人(契約者)が子なら、子がいつもの窓口で手続きできます。手間がかかるのは、機器を返すもの(象印のポット・ヤマトの電球)と、5年契約の警備会社(セコム・ALSOK)です。これから申し込むなら、契約者と支払いを子の名義にしておくと、あとの手続きが軽く済みます。
親が亡くなったあとは、葬儀や役所の手続きが続き、見守りのことは後回しになりがちです。けれど見守りのサービスは、止めるまで料金がかかり、知らせのメールも届き続けます。落ち着いてからで構わないので、このページの表で「どこに連絡して、何を返すか」だけ先に確かめておいてください。
会社ごとの解約の方法(2026年9月29日時点)
| サービス | 解約の方法 | 締め日・いつ止まるか | 返すもの | 途中でやめたときの費用 |
|---|---|---|---|---|
| au かんたん見守りプラグ | au HOMEのお客様センター(0120-925-629、9〜20時・年中無休) | 記載なし | 本体は買い取り。返却の案内はない | 解約金の記載はない。課金が始まった月に解約すると月額539円がかかる |
| ハローライト | 管理ページから手続き | 記載なし | 電球はAmazonで買ったもの。返却の案内はない | 記載なし |
| ヤマトの訪問プラン | 電話か問い合わせフォーム | 前月9日まで。10日以降だと翌月分がかかる | 電球を返す(なくした・壊したときは1個10,780円) | 記載なし |
| 象印 みまもりほっとライン | 象印ダイレクトのマイページから解約申請 | 申請とポットの両方が届いた時点で解約 | ポットを着払いで返送 | 契約から6か月以内は解約料(6か月に足りない月数×3,300円) |
| 郵便局のみまもりサービス | 利用中の人向けの問い合わせフォームか電話 | 当月の解約はできない(翌月から) | なし | 記載なし |
| ALSOK みまもりサポート | 解約日を書いた書面で申し出る | 希望の解約日 | 機器(撤去の扱いは契約時に確認) | 5年契約。期間中の解約は解約金がかかる場合がある(額は公式ページに記載なし) |
| セコム 親の見守りプラン | 書面で申し出る(満了で終えるときは3か月前まで) | — | 機器(撤去の扱いは契約時に確認) | 5年契約。期間中の解約は解約金がかかり、保証金20,000円も返らない。満了なら保証金は返る |
| SwitchBot 見守りカメラ | 解約はない(買い切り) | — | なし | 任意のクラウド保存プランに入っていれば、その解約だけ |
各社の公式ページとよくある質問によります。「記載なし」は公式の案内に書かれていないもので、手続きのときに窓口で確かめてください。
まず契約者が誰かを確かめる
解約の手間は、サービスを申し込んだのが誰かで大きく変わります。
- 子が契約者(支払いも子)なら: 契約者本人の手続きなので、いつもの窓口(電話・マイページ)で、ほかの契約と同じ流れで解約を進められます。
- 親が契約者なら: 契約者本人が亡くなっているので、家族が代わりに手続きします。会社によっては、亡くなったことがわかる書類と、手続きする人の本人確認書類を求められます(どの書類かは会社ごとに違います)。たとえばauの携帯電話の解約では、店舗で「死亡が確認できる書類」と来店者の本人確認書類が要り、姓や住所が違えば戸籍謄本や住民票で家族の関係を示します。見守りのサービスでも、同じような書類を求められることがあります。
支払いを親の口座やクレジットカードにしていた場合、口座が凍結されたりカードが止まったりして引き落としができず、督促が届くこともあります。
返すものがあるサービス
象印のポットとヤマトの電球は、借りているものなので返します。
- 象印は、解約の申請と、ポットの返送(着払い)の両方が届いてはじめて解約になります。申請だけ出してポットを送り忘れると、利用料がかかり続けます。
- ヤマトは電球を返します。遺品の片付けで電球を捨ててしまうと、1個10,780円を払うことになるので、片付けを始める前に外して取り分けておきます。
**警備会社(セコム・ALSOK)**は、家に取り付けた機器を外す作業があります。家を片付ける、売る、賃貸を明け渡す予定があるなら、その日程より前に解約を申し出て、撤去の日を決めておきます。
5年契約の警備会社は途中でやめると費用がかかる
セコムもALSOKも、見守りのプランは5年契約(その後は1年ごとの自動更新)です。
- セコムは、5年のうちにやめると解約金がかかり、預けた保証金20,000円も返りません。
- ALSOKも、期間中の解約は解約金がかかる場合があると案内しています。
親の年齢や体の具合によっては、5年のうちに施設への入居や入院で見守りが要らなくなることもあります。警備会社を選ぶときは、途中でやめたときの解約金の額を、申し込む前に資料や見積もりで確かめておきます。くわしくはセコムとALSOKの見守りは月あたりいくら違うか。
申し込むときに決めておくと楽になること
- 契約者と支払いを子の名義にする: ヤマトの訪問プランは、親族が料金を払う場合は親族が契約者になると案内しています(見守られる本人の同意のうえで設定します)。auのかんたん見守りプラグも、申し込む人のau IDで契約します。
- 解約の窓口をメモしておく: 契約の控えやメールと一緒に、解約の連絡先と締め日(ヤマトは前月9日、郵便局は翌月から)を、きょうだいとも共有しておきます。
- 返すものを家族に伝えておく: 「トイレの電球はヤマトに返すもの」「ポットは象印に返すもの」と、片付けをする人にわかるようにしておきます。
Q. 入院や施設に入ったときは、解約しないといけませんか? A. 郵便局は、休止・再開の申し込みができます(当月は不可で翌月から)。ほかのサービスは、公式の案内に休止の記載がないので、窓口に確かめてください。電球やプラグは、家に誰もいないと毎日知らせが届くので、止めるか解約するかを決めます。
Q. 知らせのメールだけ先に止められますか? A. 象印は契約者サイトで、ハローライトは管理ページで、通知を受け取るメールアドレスを変えられます。解約の手続きが済むまでの間、つらい知らせが届くのを避けたいときは、先に通知先を外しておくこともできます。
見守りを選び直すときは、親の家の条件から絞る道具で、今の暮らしに合うものを確かめられます。